野菜の保存方法

どんなに新鮮でも、どんなに食べごろでも、収穫した時点から野菜たちの鮮度は落ちていく。なので、少しでもお客様の口に入る時間までを短縮できるよう、その日の朝から収穫して午後から出荷するのが我が家のスタンス。

しかし、その日のうちに売れ残ったりするお野菜もいます。また、購入された野菜たちもその日のうちに食べられないことも多々あります。

では、その野菜たちは美味しくないの??

もちろん、収穫した瞬間が一番美味しいには間違いないと思いますが、直ぐに味が落ちたり、傷んだりするわけではありません。保存方法が野菜にストレスがかかっていなければ、良い状態を永く保つことができます。

保存方法はネットなどで詳しく掲載されていますが、一番手っ取り早いのは、青果コーナーだと私は思います。ビニールに入っているもの、そのまま陳列されているもの、冷蔵棚にあるもの、常温にあるもの、水に付けられているもの、野菜の上下の向き・・・・など

なんとなく通過しながらカゴに入れられているかもしれませんが、その状態を家でもされると野菜たちのもちが良くなると思います。

また、私が心がけているのは、育った(生えている)状態の向きや環境(温度や気候)に近い状態にしてあげるために、購入時のビニールや新聞紙でくるんで冷蔵庫や冷暗所に保存するようにすることです。

葉物は全てが空気にさらされている状態で育っている。でも乾燥しないのは、根から葉に水分を届けているから。根がなくなった葉の水分を保つために、ぬれた新聞でくるんだり、購入時のビニールの隙間から霧吹きをしたりして、立てて冷蔵してあげるとストレスがないかな・・・

根菜類は、土の中にいるので、常に土の温度に守られ空気に触れる部分は少ない。なので、新聞紙にくるんだり段ボール箱に入れ、冷蔵庫ほど寒すぎない冷暗場所においてあげるとストレスがないかな・・・・

果菜類は、ぶら下がり作物。空気に触れる野菜と土の上にころがっている野菜がいる。ナスやキュウリはかなりの水分をもつ夏野菜なので、そのままだと水分を放出してしわっとなる、また冷やしすぎる環境で育ってないので、寒すぎると冷蔵焼けしていまう。なのでビニールの上から新聞にくるんで冷蔵庫にいれるとストレスがないかな・・・

などザクっとした配慮でも野菜の寿命は延びるのです。保存する側もストレスのない程度に野菜の保存をしてみてください。

農家の鬼塚さん

百年以上続く専業農家。 先祖代々の知恵と知識を土台に色々な作物を育ててきました。  七十代を迎えた父母、量は育てられないが、時間と手間と愛情は十分にかけられる…だからこその米と野菜を味わって食してくださる方へ届けたい。そんな思いで立ち上げた“農家の鬼塚さん”南国宮崎の降り注ぐ太陽の恵みと農家の技をお召し上がりください。

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